昨日日本ハムが7社競合の末、清宮幸太郎選手を引き当てました。
日本ハムはくじ運が素晴らしい(''ω'')
過去のドラフトを見ると、ダルビッシュ、中田翔、斎藤佑樹、大谷翔平…そして今回の清宮幸太郎。
しかし、今回のブログで注目していきたいのは、運を引き寄せる方法ではなく(笑)、そのほとんどの選手を球界を代表する選手に育てる日本ハムの手腕です。
もちろん、素質が良い選手が集まっているという事実もあるでしょう。
ただ、それだけではなさそうなのです。
例えば、2008年にドラフト1位で巨人に入った大田泰示選手が昨年オフに日ハムに移籍、
巨人では8年間活躍できなかったにも拘らず、今年新天地でブレークした事実です。
自分が就活をしていたころは、やはり入社するなら自分が伸びる会社に入りたかった。
いつか自分の子供が就職するなら、子供が伸びる会社に入ってほしいと思う。
日ハムが持つ人を育てる秘訣が何なのか気になったので、調べてみました。横着してネットで。
事の真相はわかりませんが、一つこれか!という点がありました。
どうやら日ハムは、「何が何でも勝たなきゃいけない球団ではない」らしい。
日ハムファンが気分を悪くしたらごめんなさい。でも、そういう記事がありました。
これが本当だとしたら、栗山監督の采配の寛容さを頷けます。
この監督は、結果が出なくても、伸びると信じた選手を使い続ける。
これ理にかなっているんですね。
やり抜く力を持つ子供を育てる親を科学した研究があります(Steinburg, 2000)。
まず、下記の通り支援有無と要求の高低の2軸で4つのタイプを分別(怠慢、寛容、独裁、賢明)。
そして、1万人を超える未成年に親の行動に関するアンケートを実施し、全ての親をこの4つに分類しました。
その結果、賢明な親(期待を高く保ちつつ、支援は惜しまない親)の子供が、他のタイプの子供に比べ、学校の成績良く、自主性が高く、うつ病になる確率や非行にはしる確率が低かったのです。
お、栗山監督はまさに、このタイプだ。
伸ばす人なんだぁ。
清宮選手、いいとこ行った!
なぜ伸びるのかについても考えてみましょう。
こういう人の下にいると、プレッシャーというストレスの捉え方が変わるということが言えます。
目先の勝ちにこだわる球団とそうじゃない球団の環境の差は、選手たちの視点にも差を生みます。
何としても勝たなくてはならないというチームは、選手を結果によって評価せざるを得なくなります。そうすると自然と選手の視点は短期的なものに向いてきます。
これ、非常に危険な状態です。
ストレスとは、与えられたタスクにおいて、望み通りの結果を得られるかどうかの不確実さにより出てくる反応です。
それ自体が悪いものではありません。
この反応に対する個人の判断がストレスを良いものにも悪いものにもするのです。
例を使って解説します。
プロは誰もが試合に勝ちたいと思って試合に臨みますが、そもそも試合の結果とは、選べるものではないので、不確実なものです。
勝たなきゃと思うほどにプレッシャーと呼ばれるストレス反応は大きくなります。
欲しいのに、得られるかわからない。
相手が強いほどに、勝ちという結果を得られる可能性が下がりますので、邪魔なものでしかなく、目の前の試合というストレス要因をネガティブに捉えやすくなります。
逆に目先の勝利以上に、チームの成長という長期視点を重要視しているチームでプレーしている選手はどうでしょうか。
「お前は偉大な選手になれる」と期待を持たれるわけです。
栗山流の期待は大きく、支援は厚く。
本人も使われるかどうかの目先の結果ではなく、自分が成長したい姿を思い描き、それを目指そうという余裕が出てきやすくなります。
それを目指すためには、練習し、実践でその力を出す鍛錬をするということしかないでしょう。
となると、「試合に出たい」となるわけです。
勝てなくて良いという選手はいませんから、勝ちに行きます。実力を発揮しに行きます。前述のチームの選手同様に、結果の不確実性がストレス反応を生み出します。
ただ、このストレスの捉え方はどうでしょうか。
試合に出たい、結果を残せる選手になりたいと思っている人には、目の前のストレスは成長の糧なんです。
相手が強ければ強いほど、自分を伸ばすチャンスなんです。
前述の選手は、勝たなきゃいけないのに相手が強いほどネガティブなストレスが増えました。
この違いわかりますか?
ストレス自体はネガティブなものではないのです。
なりたい自分像という長期視点に立って目の前の試合を考えると、ネガティブだと捉えていたプレッシャーが成長の糧に変わる。
ストレスを敵にするのか、味方にするのかは、あなたの視点次第。
日本ハムの「何が何でも勝たなきゃいけないわけじゃない」環境が、監督含めた管理職を寛容にし、選手を長期的視点を持てるようにしている。
皮肉な話ですよねぇ~。
でも、これを知っているか知っていないかで、人を育てる力がぐんと変わります。
組織運営も子育ても、要求は高く(期待は大きく)、支援は厚くでいきましょう!
それでは~
バンヒロ
その結果、賢明な親(期待を高く保ちつつ、支援は惜しまない親)の子供が、他のタイプの子供に比べ、学校の成績良く、自主性が高く、うつ病になる確率や非行にはしる確率が低かったのです。
お、栗山監督はまさに、このタイプだ。
伸ばす人なんだぁ。
清宮選手、いいとこ行った!
なぜ伸びるのかについても考えてみましょう。
こういう人の下にいると、プレッシャーというストレスの捉え方が変わるということが言えます。
目先の勝ちにこだわる球団とそうじゃない球団の環境の差は、選手たちの視点にも差を生みます。
何としても勝たなくてはならないというチームは、選手を結果によって評価せざるを得なくなります。そうすると自然と選手の視点は短期的なものに向いてきます。
これ、非常に危険な状態です。
ストレスとは、与えられたタスクにおいて、望み通りの結果を得られるかどうかの不確実さにより出てくる反応です。
それ自体が悪いものではありません。
この反応に対する個人の判断がストレスを良いものにも悪いものにもするのです。
例を使って解説します。
プロは誰もが試合に勝ちたいと思って試合に臨みますが、そもそも試合の結果とは、選べるものではないので、不確実なものです。
勝たなきゃと思うほどにプレッシャーと呼ばれるストレス反応は大きくなります。
欲しいのに、得られるかわからない。
相手が強いほどに、勝ちという結果を得られる可能性が下がりますので、邪魔なものでしかなく、目の前の試合というストレス要因をネガティブに捉えやすくなります。
逆に目先の勝利以上に、チームの成長という長期視点を重要視しているチームでプレーしている選手はどうでしょうか。
「お前は偉大な選手になれる」と期待を持たれるわけです。
栗山流の期待は大きく、支援は厚く。
本人も使われるかどうかの目先の結果ではなく、自分が成長したい姿を思い描き、それを目指そうという余裕が出てきやすくなります。
それを目指すためには、練習し、実践でその力を出す鍛錬をするということしかないでしょう。
となると、「試合に出たい」となるわけです。
勝てなくて良いという選手はいませんから、勝ちに行きます。実力を発揮しに行きます。前述のチームの選手同様に、結果の不確実性がストレス反応を生み出します。
ただ、このストレスの捉え方はどうでしょうか。
試合に出たい、結果を残せる選手になりたいと思っている人には、目の前のストレスは成長の糧なんです。
相手が強ければ強いほど、自分を伸ばすチャンスなんです。
前述の選手は、勝たなきゃいけないのに相手が強いほどネガティブなストレスが増えました。
この違いわかりますか?
ストレス自体はネガティブなものではないのです。
なりたい自分像という長期視点に立って目の前の試合を考えると、ネガティブだと捉えていたプレッシャーが成長の糧に変わる。
ストレスを敵にするのか、味方にするのかは、あなたの視点次第。
日本ハムの「何が何でも勝たなきゃいけないわけじゃない」環境が、監督含めた管理職を寛容にし、選手を長期的視点を持てるようにしている。
皮肉な話ですよねぇ~。
でも、これを知っているか知っていないかで、人を育てる力がぐんと変わります。
組織運営も子育ても、要求は高く(期待は大きく)、支援は厚くでいきましょう!
それでは~
バンヒロ
0 件のコメント:
コメントを投稿