こんにちは。メンタルコーチの伴です!
今回はアイアンマンという競技の特徴から見る成功に必要な心理的資産について考えていきます!
アイアンマン70.3は、スウィム1.9km、バイク90.1km、ラン21.1kmの計113.1kmをこなす競技です。(アイアンマンはその倍です。。出来るのかな( ;∀;))
ざっくりとした特徴としては…
(1)スイム、バイク、ランと3種による全身運動であること
(2)そしてそのレースの距離が長いこと
(3)レースの過酷さから、当然トレーニングの量と質が要求される
(4)泳ぎのパートでは死者が出ることもある
まぁ一言で表すと体力的にも心理的にも過酷です。
でも、希望はこういった忍耐スポーツの成功にもメンタルスキルが有効であるという研究があるということです(笑)(O'Conner, 1992)
スポーツ心理学を学んでいて良かったーーーーー!!!
さて、そんなアイアンマンに挑戦する初心者アスリートさんにどのようなメンタルトレーニングを提供しようかなぁ(^◇^)
私が考えるメインの成功に必要な心理的資産を目的別にリストアップするとこんなとこでしょうか。
(1)長い練習期間においてやる気を起こし、持続させる(モチベーション、レジリアンス、自信)
・モチベーションコントロール「目標設定」
・自信を高める「コンフィデンスビルディング」
・モチベーションを持続させるスキル「反響プロセス」
(2)過酷な練習を過酷に捉えないようにポジティブ感情の力を借りる(ポジティブな思考の癖を身に付ける、リフレーミング)
・ポジティブ脳を作る毎朝10分の瞑想
・練習の辛さを目標に向かって進んでいる証と捉えるリフレーミング
(3)大会当日にエネルギーを持続させつつ、モチベーションは維持する状態を作る(インテンシティコントロール)
・練習時から、自身にとっての最適なインテンシティレベルを探る
・最適なインテンションレベルを維持する自身にとって最適な方法を探る
(4)恐れを克服する(ストレスコーピング)
・(私は特に泳ぎが苦手なので、)水泳に対する恐れの根源を見極める
・根源を理解したうえで、それを乗り切るコーピングストラテジーを組み立てる
(5)エネルギーを持続させるための集中力を養う(アテンションコントロール)
・長いレースの中で、意識を向けるに値するものしないものの整理を行う
(6)定期的な充電期間の設定で心身共にチャージする(リカバリープラン)
・(長い準備期間なので)積極的に、かつ、定期的に休んで心身ともに充電する
(怠けものの私の場合はオーバートレーニングにはならないでしょうが、自分がやりたいと思って練習できる状態を作ることがキーですね。)
とまぁ、こんな感じでしょうか( ◠‿◠ )
すぐにレースがあるわけではないので、上述の順番でのトレーニングで良いかもと思います。
もしレースがあるのであれば、(3)(4)(5)のトレーニングの優先順位が上がりますが。
なお、あくまで上述のトレーニングは一案です。それぞれ個別の心理的な課題(伸びしろ)がありますので、それに沿ってトレーニングをプランニングしていくことが重要です。
次回以降、このような感じでスポーツ別メンタルトレーニングについて、考えていきます☆
それでは~
バンヒロ
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