2017年8月7日月曜日

日本刀を買いに来たカナダ人のお話

こんにちは。メンタルコーチの伴です!


今回は少し横道に逸れますが、最近あった面白かった体験について、備忘録も含め書いていきます(^^)


先週カナダ・バンクーバーから帰国した2日後のこと、カナダで買った、思い切りカナダと書いてあるTシャツを着て、渋谷でお買い物をしていました。


すると、明らかに困っている様子のカナダ人カップルがいました。


なぜカナダ人と分かったかというと、バックパックにカナダの国旗がでかでかと貼られていたからです。


「何を探してるんですか~?」


「東京はWi-Fiが飛んでないから、携帯を買ったんだけど、その携帯を使えるように登録できないんだ」


とのこと、店員さんに助けてもらい、何とか設定が出来、使えるようになりました。


話を聞いてみると、それ以外にも色々やりたいこといっぱいあるのに、そのセットアップをどうしようか困っているとのこと。


旅行によく行く自分としても、やりたいことに中々たどり着けないフラストレーションをとてもよくわかるし、何より、自分がカナダ旅行中に、とても良くしてくれたカナダ人家族への恩返しの気持ちもありました。


というのも、自分が妻とカナダを旅行していた時のこと。カルガリーでマラソン大会に出場したのですが、その前日に会場の下見に行きました。


60歳前後の明らかに優しそうな男性がいらっしゃって、スタッフかなと思い話しかけました。結局その方はスタッフではなかったのですが、情報収集の手助けをしてくれました。


どこから来たの~などの会話の後、ホテルはどこなの?と聞かれました。


1ヶ月くらいのロードトリップだったので、だいたい24時間営業のスーパーなどの駐車場に車を停めて寝泊まりしてたので、


笑いながら「ウォルマート」と答えました。


驚いた表情に変わり、「明日マラソン大会なのに!?」と。


多分アスリートか何かと勘違いしたのでしょう。


ただ、カナダ旅行の思い出に街を走りたかっただけなんですが、すごく心配してくれて、結局お宅に泊めていただくことになりました。


いきなりアジア人二人を連れて帰ってくる旦那に、奥様は驚かれていましたが、優しく迎え入れていただいて。


その温かさに触れることが出来ただけで、カナダ旅行は最高のものになったんです。


なので、帰国直後に目の前で困っているカナダ人を見て、これは恩返しのチャンス!と思ったわけです。


2時間程度かけて、全行程のホテル&新幹線チケットなどを抑えました。


ホテルのチェックインなどを済まし、ひと段落したところで、日本に来た目的を教えてくれました。




それは“日本刀を買うこと”。


物騒な奴なのかなと思いますよね。でも、どうやら、昔から剣道などの武術が大好きで、家に飾るように日本刀を買いたいということでした。


日本刀なんか買えるのかなと思いながら、ネットでお店を探したら、結構あるんですね。


大正時代からやっている中野のお店を見つけ一緒に行くことに。


幸い、お店の方も英語を喋れる方で、あ~楽ちん。


3時間程度みっちり談義したあげく、買っちゃいました。


近江守源久道(おうみのかみ みなもと ひさみち)氏が作った拵付きの白鞘入刀(72センチ)。250年前のものなんだとか。




この長いお名前の刀職人の方、徳川家のお眼鏡にかなった有名な職人でしてね。


立派な証明書つきなんですね。


それを買っちゃいました。そのお値段なんと…








100万円!!





わお。


100万円の買っちゃうのね。


1週間の旅行なのに、携帯を借りるのではなく、買っちゃうのもなんかすごいなと思ってたんだけど。


ホテルの値段あまり気にしてないなとは思ったんだけど。



100万円の刀を買う瞬間に立ち会うという面白い経験が出来ました。


そして、最後の夜に一緒に日本酒を飲み交わしたいと言ってくれて。


昨夜最後の晩餐をしてきました。





豪快で面白い人でした。


来年の国際応用スポーツ心理学会がカナダのトロントで行われるので、その時にでも会えるかな?


出会いに感謝!そんなお話でした。


それでは~
バンヒロ

2 件のコメント:

  1. いいね!こういう話も体験も大好きです!

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    1. ヤマコフ、まさかアカウント作ってくれた?読んでくれてありがとうございやす(^O^)/

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